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- 国・地域名:
- フランス
- 元記事の言語:
- フランス語
- 公開機関:
- 高等教育・研究・イノベーション省(MESRI)
- 元記事公開日:
- 2021/09/15
- 抄訳記事公開日:
- 2021/11/02
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フランス、ドイツ、英国が中性子研究のパートナーシップを延長
- 本文:
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2021年9月15日付の高等教育・研究・イノベーション省(MESRI)の標記発表の概要は以下のとおり。
仏、独、英3か国はこのほど、ラウエ・ランジュヴァン研究所に関連する協定を新たに10年間延長することに合意した。
この協定改定により、50年来世界レベルの中性子基準源であるラウエ・ランジュヴァン研究所の共同運営国としての3締約国の長年の協力関係が延長され、この例外的な施設の運用を(少なくとも2030年まで、場合によっては2033年まで)継続することが可能になる。中性子は、covid-19 感染時の肺細胞のメカニズムの解読、アルツハイマー病の分子プロセスの解明、電気自動車用バッテリーの改良など、幅広い用途に比類ない研究可能性を科学者に提供する。
これによって、ドイツ、フランス、英国は、中性子研究における科学的リーダーシップを維持する。
今回の正式合意は、世界有数の中性子施設の1つとしてのラウエ・ランジュヴァン研究所の地位を維持するための、共同運営国間の50年以上にわたる協力の成功に基づくものである。次の契約期間には、合計で約10億ユーロの拠出が見込まれる。
[DW編集局+JSTパリ事務所]