[本文]

国・地域名:
米国
元記事の言語:
英語
公開機関:
国立科学財団(NSF)
元記事公開日:
2021/09/28
抄訳記事公開日:
2021/11/16

NSFがデータ駆動型科学の研究拠点を設立

NSF establishes new institutes for harnessing the data revolution

本文:

2021年9月28日付の米国国立科学財団(NSF)による標記発表の概要は以下のとおり。

NSFは、7,500万ドルを投じて、新たに5つの「データ革命を活用するための研究所」を設立すると発表した。これらの研究所は、データサイエンスの基礎、システム、アプリケーション、サイバーインフラに関する専門知識を結集して、科学と工学の研究コミュニティ間の融合をサポートする。これらの研究所は、国家的に重要な課題に対処するための革新的なデータ集約型アプローチを策定するために、協力して、共同設計されたプログラムを通じて、ブレークスルーを実現する。

各研究所の概要は次のとおり。

•「知識誘導型機械学習(ML)を活用した生物学情報の新しいフロンティアのためのNSF研究所」:オハイオ州立大学が主導するこの研究所は、生物学者が機械学習アルゴリズムを利用して、膨大な既存の画像データを分析することで、イメージオミクス(Imageomics)という新分野を確立する。

•「データ駆動型発見のための加速されたAIアルゴリズムのためのNSF研究所」:ワシントン大学が主導するこの研究所は、高エネルギー物理学、マルチメッセンジャー天体物理学、システム神経科学の3つの科学分野における人工知能(AI)のリアルタイムアプリケーションに不可欠な知識の構築を目指す。

•「極地におけるデータとモデル革命を活用するためのNSF研究所]:メリーランド大学ボルティモアカウンティ校が主導するこの研究所は、データサイエンス、北極・南極科学、サイバーインフラの専門家が科学界、政府、民間から集まり、気候変動、海面上昇、急速に変化する北極に関する国家的な優先事項や課題に取り組むための研究ハブとなる。

•「データ駆動型動的設計のためのNSF研究所」:コロラド鉱山大学が主導するこの研究所は、イオンや分子の輸送、触媒経路、メタマテリアルの相変化など、材料の動的プロセスを予測するという課題に取り組み、根本的に新しいメカニズムや経路を発見することに重点を置いている。

•「統合的発見環境による地理空間理解のためのNSF研究所、I-GUIDE」:イリノイ大学アーバナ・シャンペーン校が主導するこの研究所は、地理空間データを活用して、多様な社会経済環境システム間の相互関連性を理解するための統合的な地理空間発見環境を構築し、
コミュニティの強靭性と環境の持続可能性を強化することを目的としている。

[DW編集局+JSTワシントン事務所]