[本文]

国・地域名:
フランス
元記事の言語:
フランス語
公開機関:
高等教育・研究・イノベーション省(MESRI)
元記事公開日:
2021/09/24
抄訳記事公開日:
2021/11/17

データ・アルゴリズム・ソースコード・ポリシーに関する MESRI の2021~2024年ロードマップ

La feuille de route 2021-2024 du MESRI sur la politique des données, des algorithmes et des codes sources

本文:

2021年9月24日付高等教育・研究・イノベーション省(MESRI)の標記発表の概要は以下のとおり。

この新規2021~2024年ロードマップにより、MESRI は、データの流通、オープン化、再利用を促進する取り組みを強化する。

これは、オープン・ガバメントに向けたパートナーシップの枠組みの中で行われたコミットメントと第2次オープンサイエンス国家計画に明確に示されている。イニシアチブとそのサービス・実施機関の動員により、データ、アルゴリズム、ソースコードの普及とオープン化は、高等教育・研究・イノベーションにとって、その活動の効率性と透明性を強化し、科学的発見を加速するための真の手段となる。

● 5つの目標

・データをオープン化して活用するサービスを促進、展開、共有する。
・フランスと欧州の主権と技術的独立に関与する。
・データの活用と文化を発展させる。
・データ、アルゴリズム、コードをすべての人に役立つ共有資産にする。
・高等教育、研究、イノベーションに関するデータの国際的な可視性を向上させる。

● 3つの主要課題に資する戦略

・イノベーション
データ、アルゴリズム、ソースコードを公開して、研究者、教師、市民、官民組織、そして社会全体による再利用を促進する。
・信頼性
データ、アルゴリズム、ソースコードのオープン化を高めることで、公共施策の透明性を高める。
・簡素化
データの流通をツールにして、行政の施策とプロセスを簡素化し、効率化する。

MESRI は、この2021~2024年ロードマップを通じて、一方では、データを戦略的資産としてすべてのサービスに共通の利益とすることで、その活動の変革の中心に置き、他方では、教育・研究の実践面の持続可能な変革の中心に、データとソースコードを位置づけたいと考えている。

[DW編集局+JSTパリ事務所]