[本文]

国・地域名:
米国
元記事の言語:
英語
公開機関:
国家科学技術会議(NSTC)
元記事公開日:
2021/09/16
抄訳記事公開日:
2021/11/19

STEM教育・研究における多様性・包摂性のベストプラクティス

Best Practices for Diversity & Inclusion in STEM Education & Research: A guide by & for Federal Agencies

本文:

2021年9月16日付けの国家科学技術会議(NSTC)による標記記事の概要は以下のとおりである。

本日、「STEMにおける包摂性に関する省庁間作業部会(IWGIS)」による報告書が公表された。本報告書は、連邦政府機関が、連邦政府のSTEM人材における、多様性と包摂性を推進するための戦略を実施するにあたって、採用可能なベストプラクティスをまとめたものである。

連邦政府機関が現在使用しているSTEMにおける多様性と包括性のためのベストプラクティスのトップ5は以下のとおりである。

  • パートナーシップと協力関係の構築
  • 連邦政府機関との対等なパートナーとしての少数民族支援機関(MSI)の関与
  • 若者やインターンへの本格的で文化的に関連したSTEM活動や研究体験の提供
  • 効果的なメンターシップを通じた有望な人材の育成と確保
  • クラブ、会議、組織を通じた対象者へのアウトリーチの実施

また、連邦政府機関が推奨するSTEM分野における多様性と包括性のための政策と実践のトップ5は以下のとおりである。

  • 包摂的な雇用戦略を含む人的資本運営計画を策定し、人材の維持に重点を置き、昇進への平等なアクセスを保証する
  • 測定可能な目標を持って多様性・包摂性のための明確な戦略を策定し、役員・従業員に説明責任を負わせる
  • 多様性・包摂性の目標を、省庁や組織のミッションや目標と整合させる
  • 目標に向けた進捗状況を測定するためのモニタリング・評価システムを確立する
  • STEM分野で過小評価されているグループの個人に対する機会を含む、多様性、公平性、包摂性の取り組みに、一貫した十分な資金を提供する

[DW編集局+JSTワシントン事務所]