[本文]

国・地域名:
フランス
元記事の言語:
フランス語
公開機関:
国立研究機構(ANR)
元記事公開日:
2021/09/23
抄訳記事公開日:
2021/11/22

新産業講座 「ProteinoPepS」:農場から食卓までの独自専門能力

Nouvelle chaire industrielle : ProteinoPepS, une expertise unique du champ à l’assiette

本文:

2021年9月23日付国立研究機構(ANR)の標記発表の概要は以下のとおり。

Ingredia 社と国立農業・食料・環境研究所(INRAE)が主導する ProteinoPepS プロジェクトは、パートナーシップ研究に特化した産業講座 2021 プログラムの一環として、ANR が採択したものである。このファンディングプログラム、ANR行動計画*の「研究と競争力の経済的効果」コンポーネントの一部である。ProteinoPepS 産業講座は、ANRとIngredia 社が共同出資するもので、48か月間に13億3,000万ユーロの資金提供を受ける。これにより、3人のCIFRE博士課程学生、プロジェクト・エンジニア、4年間のポスドク、8人の修士号取得者を採用できるようになる。

ProteinoPepS 講座では、乳タンパク質の技術移転に関するこれら3つのユニット(ANR ProteinoLabとAllInPep混合チーム)間の長期にわたる研究開発パートナーシップを強化する。
この新講座は、乳製品セクターの産業プレーヤである Ingredia 社とリール大学に本拠を置く2つの大学パートナー(材料・加工ユニット(UMET)及び分野横断的混成研究ユニット(BioEcoAgro))を結集したものである。この2つの研究ユニットは INRAE の混成研究ユニットであり、上記産業講座の受け入れ施設となる。

この講座を通じて、Ingredia 社は、一方で新たな適格成分とともに、バイオアクティブ市場での地位を確立し、他方で健康と栄養価の高い有効な高タンパク質用途向けの新しいタンパク質を開発したいと考えている。
大学の研究ユニットは、研究・教育における専門能力を向上させることで、これまでの研究開発プロジェクトに対して、付加価値をつけたいと期待している。

[DW編集局+JSTパリ事務所]