[本文]

国・地域名:
米国
元記事の言語:
英語
公開機関:
大統領府
元記事公開日:
2021/09/24
抄訳記事公開日:
2021/11/29

技術の設計、開発、ガバナンス、利用に関するクアッド(米日豪印戦略対話)の原則

Quad Principles on Technology Design, Development, Governance, and Use

本文:

2021年9月24日付けの大統領府による標記記事の概要は以下のとおりである。

オーストラリア、インド、日本、米国のクアッド4か国は、技術の設計、開発、ガバナンス、利用は、共通の民主主義的価値観と、普遍的な人権の尊重によって形成されるべきであることを確認した。技術は、平等な成長、気候変動、エネルギー安全保障、パンデミックなど、世界が共有する最大の課題に取り組み、市民の生活を、より安全で豊かでやりがいのあるものにするものであるべきである。。クアッドは、相互の信頼と信用に基づいて、オープンで、アクセス可能で、安全なテクノロジーエコシステムを育成することを約束し、全ての国が以下の原則を支持することを歓迎するものである。

・普遍的な価値観の支持
我々は、個人の自律性、主体性、尊厳など、私たちが共有する価値観を促進する技術の設計、開発、ガバナンス、利用のアプローチを支持する。技術は、権威主義的な監視や抑圧、テロリストの目的、偽情報の流布など、悪意のある活動に誤用・悪用されてはならない。

・信頼、誠実さ、回復力の構築。
我々は、コラボレーションを可能にするオープン性と相互運用性を支持し、性別、人種、民族、組織の規模、構造、年齢など、多様なイノベーターを歓迎する。価値観を共有する同盟国やパートナーとのサプライチェーンに関する緊密な協力は、我々の安全と繁栄を強化し、国際的な災害や緊急事態への対応能力を強化する。

・科学技術の発展のための健全な競争と国際協力の促進
我々は、最良の技術的ソリューションが成功するような、自由で公正な市場競争を支持する。我々は、安全保障と強靭性、持続可能性、経済的包摂性、健康と福祉といった共通の目標を達成するための技術を発展させる機会を活用することで、世界経済とイノベーションプロセスの変化に対応する。

[DW編集局+JSTワシントン事務所]