[本文]

国・地域名:
米国
元記事の言語:
英語
公開機関:
国防高等研究計画局(DARPA)
元記事公開日:
2021/09/24
抄訳記事公開日:
2021/11/30

DARPA「地下チャレンジ」の最終イベント優勝者が決定

Team CERBERUS and Team Dynamo Win DARPA Subterranean Challenge Final Event

本文:

2021年9月24日付けの米国国防高等研究計画局(DARPA)による標記発表は以下のとおり。

今週、ケンタッキー州ルイビルの巨大洞窟で、DARPA「地下(SubT)チャレンジ」の最終イベントが開催され、11か国からロボット工学者やエンジニアが参加した。CERBERUSチームがシステム部門で優勝し、Dynamoチームが仮想部門で優勝した。賞金総額は500万ドルで、システム部門と仮想部門の優勝者が、それぞれ200万ドルおよび75万ドルを獲得した。

システム部門では物理的なロボットが使用され、仮想部門はシュミレーションされた地下世界で行われた。

システム部門チームは、人工トンネル、都市の地下環境、および洞窟などの実際的な現場環境に適用するための新しいマッピングと航法ソリューションを進歩させ、評価するために、様々なロボットシステムを開発した。仮想部門のチームは、システム、環境、および地形の仮想モデルを利用してソフトウェアとアルゴリズムを開発し、シミュレーションベースのイベントで競争し、模擬環境を探索した。

2018年に「地下チャレンジ」が開始されて以来、チームはトンネル、市街、および洞窟の3つのサーキット・イベントで競争する機会を得た(ただし、パンデミックのために洞窟サーキットは仮想のみに移行された)。最終イベントでは、3つの環境から関連する課題を組み込んだコースで、予選通過チームがテストされた。最終結果は以下のとおりである。

システム部門では、CERBERUSチームが優勝し、200万ドルを獲得した。また、CSIRO Data61チームとMARBLEチームが2位と3位に入賞し、それぞれ100万ドルおよび50万ドルを獲得した。

仮想部門では、Dynamoチームが優勝し、75万ドルを獲得した。また、CTU-CRAS-NORLABチームとCoordinated Roboticsチームが2位と3位に入賞し、それぞれ50万ドルおよび25万ドルの賞金を獲得した。

[DW編集局+JSTワシントン事務所]