[本文]

国・地域名:
フランス
元記事の言語:
フランス語
公開機関:
首相官邸
元記事公開日:
2021/10/12
抄訳記事公開日:
2021/12/06

France 2030:明日のフランスに向けた投資計画

France 2030: un plan d'investissement pour la France de demain

本文:

2021年10月12日付首相官邸による標記発表の概要は以下のとおり。

2021年10月12日マクロン大統領は、将来への壮大な投資計画「France 2030」を発表した。

「France 2030」は、今後の未来技術王者の出現を図り、エネルギー、自動車、航空、宇宙などの卓越したセクターの転換を支援するために、大規模な投資計画を通じて、我々の時代の主要な課題、特に生態系の移行に対応する。

この計画は、関係セクターの専門家のほか、2030年のフランスを形成する若年層との共同作業の結果、フランスが環境、産業、技術、保健、文化における独立への道を見出し、これらの戦略的セクターで一歩先を行くことを目標としている。

「France 2030」計画は、5年間で300億ユーロの投資を展開して、産業競争力と将来技術の開発を目指している。

2030年までに、理解の向上、生活の向上、生産の向上を目指す10項目の目標を追求する。

● 脱炭素で、強靭なフランスを建設するために、エネルギー・セクターに80億ユーロ
① フランスで、より優れた廃棄物管理能力を備えた小型で革新的な原子炉を開発すること。
② グリーン水素のリーダーになること。
③ 産業の脱炭素化を図ること。

● 「将来の輸送機関」に40億ユーロ
④ 約200万台の電気自動車とハイブリッド車を生産すること。
⑤ 最初の低炭素航空機を生産すること。

● 健康的で持続可能で追跡可能な新たな食品革命に20億ユーロ
⑥ 健康的で持続可能で追跡可能な食品に投資すること。

● 医療セクターに30億ユーロ
⑦ 年齢に関連するものなど、癌や慢性疾患に対する20の生物医薬を製造し、明日の医療機器を開発すること。

● 文化領域では
⑧ フランスを改めて文化的・創造的コンテンツ制作のトップに位置づけること。

● 宇宙と深海に20億ユーロ
⑨ 新たな宇宙探検ですべての役割を果たすこと。
⑩ 深海の分野に投資すること。

[DW編集局+JSTパリ事務所]