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- 国・地域名:
- フランス
- 元記事の言語:
- フランス語
- 公開機関:
- 国立産業環境・リスク研究所(INERIS)
- 元記事公開日:
- 2021/09/30
- 抄訳記事公開日:
- 2021/12/09
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General Electric 社、GRTgaz 社、INERIS、McPhy 社、フランス工科大学ネットワークが、水素に関するイノベーションの加速に向けて覚書に署名
- 本文:
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2021年9月30日付国立産業環境・リスク研究所(INERIS)の標記発表の概要は以下のとおり。
このコラボレーションは、発電を含むすべての用途において、水素に関わる生産、輸送、貯蔵、流通、安全性に関する研究開発において知識の強化を図ることを目的とする。フランスに研究拠点を設立し、特にガスタービンによるエネルギー生産向けの燃料としての水素の具体的な用途について評価を行う。この作業では、必要なシステムの統合に加えて、それらの運用のモデル化、付属品や特定部品の開発、システム・セキュリティと認証についても取り組む。
この新たな水素研究枠組みには、ガスタービン水素発電所の開発と供給のさまざまな側面に焦点を当てた4つのコンポーネントがある。
・システム統合と運用のモデル化
燃焼タービンと水素の貯蔵、混合、消費の統合モデルを開発し、市場のニーズに対応する経済的なソリューションの設計を目指す。このモデルは、水素を動力源とするガスタービンを中心としたグローバルなソリューションの開発を目的とする。このソリューションは、オンデマンドで電力を供給し、炭素排出量が削減された状況でネットワークの安定性を確保する。
・水素製造用の付属品・部品の研究開発
特に、資材(バルブ、フレキシブルパイプ、シール類、分析器/検出器、流量計など)の開発、パージシステムの簡素化、ガス分離技術。したがって、このコンポーネントは、既存のガスプラントをより燃料中の水素の割合がが高い状態で運転できるプラントに転換できるようにするために、発電所の運転に必要なすべての周辺システムの認定に焦点を当てている。
・最高の安全基準を確保するための、構成部品とシステムの安全性と認証
・電解槽を備えたテストプラットフォーム
開発された概念やソリューションを実用化し、それらを製造規模で検証することを目的とする。 [DW編集局+JSTパリ事務所]