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- 国・地域名:
- 米国
- 元記事の言語:
- 英語
- 公開機関:
- 国防高等研究計画局(DARPA)
- 元記事公開日:
- 2021/10/04
- 抄訳記事公開日:
- 2021/12/10
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防衛上の最適化問題を量子コンピュータで解くプログラムをDARPAが開始
Solving Defense Optimization Problems with Increased Computational Efficiency
- 本文:
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2021年10月4日付けの国防高等研究計画局(DARPA)による標記記事の概要は以下のとおりである。
国防総省(DOD)は、物資の最も効率的な分配方法の決定から、敵対勢力に晒される戦闘員の最小化まで、任務遂行のために多くの複雑な最適化問題を解決しなければならない。この問題の解決には量子コンピュータが必要であると考えられている。
国防高等研究計画局(DARPA)の「Quantum-Inspired Classical Computing(QuICC)プログラム」では、量子アルゴリズムのベンチマークから得られた教訓を活かして、DODの複雑な最適化問題に対応するQI(Quantum-Inspired)ソルバーを開発し、必要な計算エネルギーを、既存の技術に比べ2桁以上削減できる可能性を実証することをしている。
これまで、QIソルバーのプロトタイプは、既存のアーキテクチャに合わせた小規模な「ブティック型」の問題を用いて実証されてきた。しかし、より大規模なDODに関連する問題群に取り組むためには、QuICCプログラムは複数の技術的障害に対処しなければならない。これには、ダイナミックシステム間の接続を制限するアナログハードウェアの問題や、問題の規模に応じてデジタルリソースが大幅に増加するという問題が含まれる。これらの課題を克服するために、QuICCプログラムでは、アルゴリズムとアナログハードウェアの共同設計、および、アプリケーションスケールのベンチマーク技術を用いた革新的なソリューションを探る。
[DW編集局+JSTワシントン事務所]