[本文]

国・地域名:
ドイツ
元記事の言語:
ドイツ語
公開機関:
ライプニッツ協会(WGL)
元記事公開日:
2021/10/14
抄訳記事公開日:
2021/12/20

学術界のトップ組織が研究イノベーションシステムの将来に関する声明を発表

Appell an Bund und Länder: Spitzenorganisationen veröffentlichen Stellungnahme zur Zukunft des Wissenschafts- und Innovationssystems

本文:

2021年10月14日付ライプニッツ協会(WGL)を含むドイツ研究イノベーションシステムの主要組織の標記報道発表の概要は以下のとおりである。
「次世代への階段を駆け上れ(Die nächste Ausbaustufe zünden)」というテーマで、WGLを含むドイツの研究イノベーションシステムの主要組織24団体が、共同声明を発表し、連邦政府と州政府にアピールした。
声明では、研究とイノベーションが、医薬、気候変動、デジタル化、栄養食料問題などの社会的課題の解決に決定的な貢献を果たすためには、イノベーションシステムと市場におけるギャップを埋める必要があるとしている。コロナワクチンの開発の例は、一方ではドイツの研究の卓越性を証明しているが、最終的な応用の面では、海外の製造販売能力に頼らざるを得ないことを示している。
この声明では、組織や協会の立場から、将来の連邦政府で主要なものとなるべき6つの対象分野を示している。研究とイノベーションを優先して行なう必要があり、ドイツにおけるイノベーションシステムについては、より迅速に、より徹底して、よりネットワーク化して対処する必要がある。ここで必要なことは、新しい才能を発掘し、優れた設備を確保することである。スタートアップの助成と成果の移転をさらに促進する必要があり、デジタル・トランスフォーメイションを、より強力に推し進めなければならない。研究とイノベーションは、欧州連合(EU)の中核を成すテーマとなる必要がある。

[DW編集局]