[本文]

国・地域名:
米国
元記事の言語:
英語
公開機関:
国家科学技術会議(NSTC)
元記事公開日:
2021/10/13
抄訳記事公開日:
2022/01/06

研究開発インフラ国家戦略概要の公表

National Strategic Overview for Research & Development Infrastructure

本文:

2021年10月13日付けの国家科学技術会議(NSTC)による標記報告書の概要は以下のとおりである。

この報告書「研究開発インフラ(RDI)に関する国家戦略概要」の目的は、今後20年間の連邦のRDI投資と計画を最適化するための主要な政策機会を示す戦略的ビジョンを提供することである。この国家戦略概要は、COMPETES法によって義務付けられた連邦RDI投資に関する議会への報告書を補完する。

また、現在の連邦政府のRDIの状況と、米国の研究開発事業を可能にし、維持する上でのRDIの重要な役割についても説明している。本報告書は、その戦略的ビジョンと主要な政策機会を通じて、短期的および長期的なニーズに対応する連邦RDI投資のための調整・強化されたアプローチを開発するための基礎を提供している。

NSTCのRDI小委員会は、連邦政府の各機関の代表者で構成され、RDIのコンセンサスとなる定義を作成した。本報告書におけるRDIの範囲は、「物理的資産」と「主要機器」が含まれ、さらにそれを超えたものとなっている。

本国家戦略概要は、各省庁のミッション、省庁間の調整目標、および、先進的な RDI能力に対する新たなニーズに沿った戦略的ビジョンを示し、さらにこれらの目標をサポートし、各機関が現在そして将来のRDIの利用を最適化するのに役立つ、以下の主要な政策機会を提供している。

  • 強力で統合されたRDI計画と調整の維持
  • RDIによる柔軟で機動的な研究開発事業の支援の確保
  • 専門分野やセクターの融合をサポートするためのRDI能力の向上
  • RDIのオープン性とセキュリティとのバランス

[DW編集局+JSTワシントン事務所]