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- 国・地域名:
- 米国
- 元記事の言語:
- 英語
- 公開機関:
- 国家科学審議会(NSB)
- 元記事公開日:
- 2021/10/28
- 抄訳記事公開日:
- 2022/01/12
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科学工学指標2022:論文生産に関する米国の傾向と国際比較
NSB Report Highlights Key Role of United States in Scientific Collaborations
- 本文:
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2021年10月28日付けの米国国立科学財団(NSF)による標記記事の概要は以下のとおりである。
本日、国家科学審議会(NSB)の指導のもと、国立科学・工学統計センター(NCSES)が作成した、報告書「論文生産数:米国の傾向と国際比較(Publications Output: U.S. Trends and International Comparisons)」が発行された。本報告書は、米国議会が定めた米国の科学技術活動の状況を示す「科学工学指標」2022年版の一部を構成するものである。
米国の論文生産は長期的に安定して増加しているが、中国を含む他の国々のそれは、急速に増加しており、2000年代に始まった傾向を継続している。2020年、科学工学分野の論文を最も多く発表したのは中国(23%)であり、米国が2番目(16%)であった。EU諸国は、グループとして、世界の研究出版物の24%を生産した。
少なくとも二か国の大学または研究機関の著者を含む論文は、国際的な協力関係を示している。米国研究者による国際共著論文は、2000年の7本に1本程度から、2020年には3本に1本以上に増加しており、これら共著論文における米国のパートナーは中国が最も多い。これについてNSBメンバーは、「政策立案者は、米国の国家安全保障や経済競争力に影響を与える可能性のある研究を保護することと、科学的な協力関係とのバランスをとるために、この情報を認識する必要がある」と述べている。
米国の様々な人口集団における論文生産の分析の結果、ほとんどの研究分野で、アジア人、黒人、ヒスパニック系の卒業生は、白人の卒業生に比べて、博士号取得前に論文発表する確率が著しく低いことが明らかになった。また多くの分野で、男性に比べて女性の方が、大学卒業前に論文発表する確率が著しく低いことが分かった。博士号取得前の論文は、研究職に就く際の重要な要素となっていることから、これらの社会的な影響は大きい。
[DW編集局+JSTワシントン事務所]