[本文]

国・地域名:
フランス
元記事の言語:
フランス語
公開機関:
軍事省
元記事公開日:
2021/10/24
抄訳記事公開日:
2022/01/14

軍事通信衛星SYRACUSE 4Aの打ち上げ成功

Communiqué_Lancement réussi du satellite de télécommunications militaires SYRACUSE 4A

本文:

2021年10月24日付軍事省の標記発表の概要は以下のとおり。

SYRACUSE IV コンステレーションの最初の衛星が、10月24日にギアナ宇宙センターから打ち上げられた。

SYRACUSE IV軍事通信システムは、3倍の速度、最先端の脅威に対する耐久性、使用における優れた柔軟性を提供し、軍事能力を大幅に向上させ、決定や行動においてフランスがより大きな自主能力を持つことを可能にする。

今回の打ち上げは、2019~2025年軍事複数年計画法によって支援されている軍事宇宙リソースの強化を具体的に示している。この目標は、2019年に発表された新しい防衛宇宙戦略によって再確認され、2025年までにさらに7億ユーロが追加され、宇宙部門への軍事省の投資は43億ユーロになる。それはすでに宇宙監視・我々の衛星の防衛システムに特化したARESプログラムの開始と新たな宇宙司令部の設置をもたらした。

SYRACUSE 4A衛星は、7ヶ月かけて3万6,000kmの静止軌道に到達した後、2ヶ月かけて一連のテストを行う。その後、ユーザーである地上局のために最初のリンクを構築し、運用開始を宣言する。

軍事装備総局(DGA)は、宇宙司令部(CDE)との統合チームでSYRACUSE IVプログラムの運営を監督する。DGAはシステム全体のプロジェクト管理を担当しており、国立宇宙研究センター(CNES)の専門知識も活用している。SYRACUSE IVプログラムの実施にかかる総費用は36億ユーロ。

[DW編集局+JSTパリ事務所]