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- 国・地域名:
- ドイツ
- 元記事の言語:
- ドイツ語
- 公開機関:
- ヘルムホルツ協会(HGF)
- 元記事公開日:
- 2021/11/08
- 抄訳記事公開日:
- 2022/01/26
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新しい抗ウイルス剤のためのSPRINDチャレンジ:5つの研究グループにヘルムホルツの研究者たちが参加
SPRIND-Challenge für neue antivirale Mittel: Fünf von neun Forscherteams mit Helmholtz-Beteiligung
- 本文:
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2021年11月8日付ヘルムホルツ協会(HGF)による標記報道発表の概要は以下のとおりである。
世界的に有名な専門家により構成される審査委員会は、「新型抗ウイルス剤を目指す驚異的な飛躍(Ein Quantensprung für neue antivirale Wirkstoffe)」チャレンジに参加するトップクラスの9チームを選出し、そのうち5組にHGFの研究者たちが参加した。
全世界の研究者が感染症を治療するための抗ウイルス剤の研究を行なっている。ヘルムホルツ・センターの研究者は、感染研究の多くの領域でリーダーであり、何十年にわたって、抗ウイルス剤の研究を推進してきた。HGFの科学者が参加する5つのチームが、SPRINDチャレンジに参加している。
1)Virustrapチーム:DNA折り紙技術を使用して、ナノスケール・ウイルス・トラップを開発。
2)Exgentチーム:次世代の抗ウイルス剤を開発。
3)MucBoostチーム:病原体に対する効果をアップグレードする。焦点は粘液(Mukus)の抗ウイルス剤効果を高めること。
4)PROTACチーム:広範な使用スペクトラムを備えた、次世代の抗ウイルス剤の開発を加速するためのプラットフォームを開発。
5)BacDefenseチーム:抗ウイルス剤の新しい供給源として、細菌の防御力の多様性を活用する。
抗ウイルス剤の開発アプローチ:
SPRINDチャレンジの目標は、抗ウイルス剤開発のための全く新しいアプローチを研究することである。画期的な技術によって、抗ウイルス治療のレパートリーを拡大させ、将来的に新しい治療のオプションを提供し、患者を迅速に救えるようにすることである。ソリューションには、広域性ウイルス薬の新しいアプローチや、抗ウイルス剤の開発のためのプラットフォーム技術などが含まれる。
チーム当たり最大70万ユーロ:
SPRINDはチャレンジ開始時点からチームの開発研究を助成する。ステージ1では、公募時に提出された資金要件に応じて、チーム当たり最大70万ユーロの資金を提供する。
3年間で3ステージの研究:
チャレンジは約3年間にわたって行われる。チャレンジには、3つのステージがあり、各ステージは12カ月である。ステージ1の終わりに進捗状況の評価があり、ステージ2で研究を継続する最大6チームを選抜する。同様に、ステージ2の終わりには、ステージ3に進むための最大4組のファイナリストチームが選抜される。ファイナリストチームは、関連する生物学的モデルで概念実証を行なう。
“SPRIND”について:“SPRIND”は、飛躍的なイノベーションを所掌する唯一の連邦機関で、ドイツ連邦教育研究省(BMBF)とドイツ連邦経済気候保護省(BMWi)によって代表される政府機関である。SPRINDの目標は、時代の大きな課題を解決できる画期的な技術を発見し、結果として生じる企業や産業の付加価値がドイツやヨーロッパに留まることを確保することである。 [DW編集局]