[本文]

国・地域名:
米国
元記事の言語:
英語
公開機関:
商務省(DOC)
元記事公開日:
2021/11/17
抄訳記事公開日:
2022/02/09

米豪が希少鉱物資源に関する協力を強化

Next Steps on U.S.-Australia Critical Minerals Collaboration

本文:

2021年11月17日付けの商務省(DOC)による標記発表の概要は以下のとおりである。

米国のレモンド商務長官とオーストラリアのテハン貿易・観光・投資大臣は、本日、シンガポールで開催されたブルームバーグ新経済フォーラムにおいて会談を行った。両者は、グリーン経済の促進や、インド太平洋地域における強靭なサプライチェーンの構築に関する次のステップなどの様々なトピックについて議論した。特に、クリーンエネルギーへの移行を推進する上で、希少鉱物資源が果たす重要な役割について議論し、強力な労働・環境基準を維持しつつ、強靭なサプライチェーンを構築するために、パートナーや同盟国間の協力が重要であることを確認した。この米豪の希少鉱物資源に関する協力は、実体経済と労働力に利益をもたらす低炭素・グリーン技術の導入を促進するという、米豪の共通の目標を示すものである。

米豪は、以下の今後予定される活動について協議した。

 米豪希少鉱物作業部会の活動の継続
 希少鉱物の責任ある調達を確保するための、新たなESG(環境・社会・ガバナンス)およびトレーサビリティー基準の策定での協力
 豪州の新たな希少鉱物資源ファシリティおよび米国政府の関連融資メカニズムを活用した、希少鉱物資源のバリューチェーン全体にわたるプロジェクトへの融資機会の探求
 米豪のバッテリーやレアアース磁石の生産者など、採掘、加工、エンドユーザー企業との連携。
 米豪のグリーン経済に関する協力を進める機会の検討

[DW編集局+JSTワシントン事務所]