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- 国・地域名:
- フランス
- 元記事の言語:
- フランス語
- 公開機関:
- 高等教育・研究・イノベーション省(MESRI)
- 元記事公開日:
- 2021/11/23
- 抄訳記事公開日:
- 2022/02/09
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「オープンサイエンス」さらに強化へ
- 本文:
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2021年11月23日付高等教育・研究・イノベーション省(MESRI)の標記発表の概要は以下のとおり。
高等教育・研究・イノベーション省は、国家オープンサイエンス基金(FNSO)の第2次公募で、26件のプロジェクトを採択する方針を固めた。科学関係の出版物のオープンアクセスをより進めていくことが目的で、計220万ユーロがプロジェクトに提供される。
フランスでは科学関係の論文を公開することが重視されている。複数年研究計画法や2021年7月に始まった第2次国家オープンサイエンス計画でも、すでに目標として掲げられているが、一連のコロナ禍により、研究成果にすばやくアクセスする重要性がこれまでになく高まっている。FNSOはコロナ禍前の19年12月に第1次公募を行い、105件の応募の中から22のプロジェクトを採択している。2回目となる今回は、30人の専門家のアドバイスに基づいた国際選考委員会により、全土の大学や研究機関からの応募67件の審査を行った。今回採択されたプロジェクトには、学術雑誌の編集者や外国の利用者のアクセスを容易にするものなどが含まれる。
フレデリック・ヴィダル高等教育・研究・イノベーション相は、こうしたプロジェクトがモデルとなり、新たなプロジェクトの呼び水になることを期待しているという。
[DW編集局+JSTパリ事務所]