2021年11月18日付けの大統領府科学技術政策局（OSTP）による標記記事の概要は以下のとおりである。

米国とオーストラリアは、世界最先端の量子科学技術の進歩がもたらす膨大な機会と利益を共有し、協力していくための画期的な共同声明に署名した。本共同声明は、研究開発を促進する機会を増やし、両国の量子企業による市場参入の拡大を促すものである。

米国のOSTPランダー局長は、「量子科学の健全な国際市場を開拓し、この新興分野の人材を育成するために、協力して取り組むという米国とオーストラリアのコミットメントを確認できたことを嬉しく思う。量子科学の新たなフロンティアを共同で探求することで、発見が加速され、社会全体に利益をもたらすコンピューティング、センシング、ネットワークへの革新的なアプローチが可能になる」と述べた。

オーストラリアのプライス科学技術大臣は、「今後何年にもわたり、世界を形作る重要な技術である量子技術は、オーストラリアと米国に素晴らしい機会を提供する。今回の米国との共同声明は、科学技術面での強固な戦略的パートナーシップの上に成り立つものであり、共に量子の未来を築いていくことができる」と述べた。

[DW編集局+JSTワシントン事務所]