2021年12月1日付け、商務省（DOC）による標記記事の概要は次のとおりである。

DOCはマイクロエレクトロニクスの研究、開発、製造、政策について、政府に助言するハイレベル委員会である、「産業諮問委員会(Industrial Advisory Committee: IAC)」 を設置し、委員となるトップレベルの候補者を募集中である。

2021年度のウィリアム・M.ソーンベリー国防権限法(NDAA)は、DOC長官に国防総省、エネルギー省、国土安全保障省の各長官と協議して、IACを設立するよう求めた。同委員会は、国内のマイクロエレクトロニクス産業の科学技術ニーズを含むトピックについて助言する。内容は、国家科学技術会議（NSTC）のマイクロエレクトロニクス・リーダーシップ小委員会が策定した戦略が、マイクロエレクトロニクス製造における米国のリーダーシップ維持に役立っているか、NDAAで承認されたマイクロエレクトロニクス研究開発プログラムおよび活動の評価、およびマイクロエレクトロニクスの研究、開発、国内製造を進める新しい官民パートナーシップの機会などに及ぶ。IACは、業界、連邦研究所、学術機関からの専門家リーダーで構成される。

マイクロエレクトロニクスの向上は、米国経済の繁栄と国家安全保障の要であり続ける。米国の半導体製造、研究イノベーション、サプライチェーンセキュリティの強化に関するニーズの高まりを踏まえ、DOC傘下の国立標準技術研究所(NIST)は、米国のマイクロエレクトロニクス産業がリードを維持することを支援し、産学連携で最先端の研究を行い、イノベーションや研究成果を製造に移行させるための道筋を確立し、、業界標準機関と緊密に連携している。NISTは新しい委員会の運営をサポートする。委員会への推薦は継続的に受け入れられ、欠員が生じると考慮される。

[DW編集局+JSTワシントン事務所]