[本文]

国・地域名:
英国
元記事の言語:
英語
公開機関:
国防科学技術研究所(Dstl)
元記事公開日:
2021/12/14
抄訳記事公開日:
2022/02/25

ロボット化学者・プロジェクトに102万ポンドの研究ファンディングによる助成

£1.02 million research funding awarded for robotic chemist project

本文:

2021年12月14日付国防科学技術研究所(Dstl)の標記発表の概要は以下のとおり。

Dstl は、化学、生物学、爆発物分析に不可欠な解析能力を引き続き提供するために、産業・学術界パートナーと協力して、実験室環境でのモバイルロボット・プラットフォーム実用をの開発を進めている。この2年間のプロジェクト向けの102万ポンドファンディングの大部分は、国防装備・支援本部(DE&S)、および運輸省(DfT)からの支援を受けて、国防イノベーションユニット(DIU)によって提供される。

ロボットは何年にもわたってさまざまな業界で使用されており、固定システムは実験室環境内でも使用されている。

Dstl は、高度に規制された危険度の高い実験室環境内で、完全にモバイルで自律的なシステムの実用を推進している。このようなシステムが、日常的で反復的なタスクを実行することで、ロボットのカウンターパートである人間がより複雑な分析活動に集中し高い価値を発揮することができる。さらに、データ収集にロボットを使用すると、特定のタスクの再現性や反復性にプラスの効果があり、需要が高い期間の能力が向上する。

競争入札プロセスに従って、Dstl はリバプール大学とその新興企業であるGearu Robotic Research 社と契約を結んだ。目的は、2つの化学プロセスを実行するための最適なロボット・ソリューションを特定することである。1つは環境サンプルの分析に関連し、もう1つは爆発物の分析に関連している。

ワークフロー・プロセスおよび規制環境におけるロボットの難題がすでに特定されているが、共同で克服に向け着手している。

[DW編集局]