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- 国・地域名:
- 英国
- 元記事の言語:
- 英語
- 公開機関:
- 英国研究・イノベーション機構
- 元記事公開日:
- 2021/12/15
- 抄訳記事公開日:
- 2022/03/02
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英国政府が新たな国家サイバー戦略を発表
- 本文:
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2021年12月15日付英国研究・イノベーション機構(UKRI)の標記発表の概要は以下のとおり。
英国政府はこのほど、新たな国家サイバー戦略を発表した。戦略で強調されているように、UKRI のデジタルセキュリティ・バイ・デザイン(DSbD)※が、安全なマイクロプロセッサ設計の世界的リーダーとしての英国の地位強化に資することになる。
※DSbD は、デジタル技術を変革し、より安全な未来のためにレジリエントで安全な基盤の構築する事を目的とした、英国政府支援によるイニシアチブである。● デジタルセキュリティ・バイ・デザイン(DSbD)が、新規4件の実証試験プロジェクトを発表
DSbD側も 、新技術の影響力を実証する4件の共同プロジェクトに対する720万ポンドのファンディングを発表している。これらプロジェクトでは、Morello ボードと呼ばれる、DSbD技術プラットフォームのプロトタイプを使用する。これはDSbDプログラムから資金援助を受け、Arm 社主導のコンソーシアムによって開発された。
このファンディングは、デジタル・文化・メディア・スポーツ省(DCMS)による支援も受けている。
ファンディング対象プロジェクトは次のとおりである。
・ニューベリーに拠点を置く100% IT企業は、開発ツールの実証試験手段と支援枠組みを開発し、英国および世界中のデジタルコンピューティング・インフラが、攻撃に対してより耐性を持つようになるよう支援する。また、量子コンピューターによる攻撃に耐性のある層状暗号化を適用することにより、送信されるデータの安全を確保する革新的な新しい方法を開発する。これにより、短期的かつ将来のサイバー脅威に対してより耐性を有することになる。これにより、ネットワーク基盤や末端への攻撃や侵入が困難になり、遠隔からの介入や機密情報抜き取りが困難になる。
・サイレンセスターにある Beam Connectivity社は、自動車業界におけるコンピューター・ネットワークや安全性の考慮が必須な実用場面でのDSbD技術の活用を実証・評価する。
・ホーリーに拠点を置く Southern Gas 社は、公益事業業界でモノのインターネット(IoT)の実証試験を実施しようとしている。これは、SGNに依存する国家基盤構造内で適用可能な、安全課題解決の向上におけるDSbD技術の活用を調査する。
・ロザラムに拠点を置く ICETOPE は、業界標準機関と協力して、情報技術(IT)と操作技術(OT)の間の協力不足に対処する。目的は、Morelloプラットフォームの新しいセキュリティ区分化機能を利用することにより、効果的なエッジ・コンピューティングを実装するためのサイバーセキュリティの障壁の克服に役立てることである。
[DW編集局]