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- 国・地域名:
- EU
- 元記事の言語:
- 英語
- 公開機関:
- 欧州委員会(EC)
- 元記事公開日:
- 2021/12/16
- 抄訳記事公開日:
- 2022/03/03
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コネクティング・ヨーロッパ・ファシリティ(CEF)のワークプログラムに10億ユーロ以上を投資
- 本文:
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2021年12月16日付欧州委員会(EC)の標記発表の概要は以下のとおり。
欧州委員会はこのほど、コネクティング・ヨーロッパ・ファシリティ(CEF)のデジタル部分(CEFデジタル)の最初のワークプログラムを採択した。これは、3年間で欧州のデジタル接続インフラを改善するのに必要なEU支援策の範囲と目的を定義している。これらの施策は、10億ユーロ以上のファンディング(2021~2023年)を受ける。
CEF デジタルでは、次の主要施策の支援が予定されている。
● 欧州での5Gインフラの展開、特に、次のものがある。
・国境を越えた回廊沿いの5Gカバレッジ
EU諸国と産業界は協力して、欧州の輸送経路でのコネクテッドモビリティと自動モビリティ向けに5G回廊の大規模な展開を準備している。
・スマートコミュニティ向けの5G
5G品質の接続性は、地域のデジタルサービスを改善する可能性があり、長期にわたる経済回復と社会的結束を支援する上で重要な役割を果たす。スマートコミュニティにおける5G技術は、多くのセクター、特に医療、教育、行政、輸送において社会経済的推進力を最新化し、より効率的でレジリエントなものにするのに役立つ。5G技術は、より高速なデータ転送速度、低遅延、より広範なカバレッジ、より優れたネットワーク信頼性を確保することにより、モノのインターネット(IoT)システムの普及を促進することも期待されている。● 加盟国内および加盟国間、EUと第三国間の電子通信ネットワークのパフォーマンスを向上させるための、クラウド・フェデレーション(クラウド相互運用)、超安全な量子通信インフラ、海底ケーブルなど、基幹ネットワークの新規展開または既存ネットワークの大幅グレードアップ。
● 輸送・エネルギーの分野における国境を越えたプロジェクトに関連するデジタル接続インフラの実装、輸送・エネルギーインフラに直接関連する運用デジタルプラットフォームの支援。
[DW編集局]