[本文]

国・地域名:
ドイツ
元記事の言語:
ドイツ語
公開機関:
ドイツ連邦教育研究省(BMBF)
元記事公開日:
2021/12/09
抄訳記事公開日:
2022/03/04

新BMBF大臣が教育研究プロジェクトを遅滞なく開始すると発表

Bettina Stark-Watzinger will zügig Projekte anstoßen

本文:

2021年12月9日付ドイツ連邦教育研究省(BMBF)による標記報道発表の概要は以下のとおりである。
ベッティーナ・シュタルク・ヴァッツィンガー氏が、新しいBMBF大臣に任命され、宣誓を行った。前任者のカルリチェク氏はBMBFのベルリン本部で公務の引き継ぎをした。
新大臣は「2021年12月8日は、私にとって特別な日である」と述べた。53歳で経済学修士の彼女は、任期中に多くの計画を立てている。
連邦政府、州、自治体、科学と市民社会の間での協力関係の向上のための教育サミットが計画されている。すべての子供のための平等な教育と均等な機会が、彼女の任期中に重要な役割を果たす。「チャンスを活かすプログラム(Startchancen-Programm)」では、特に社会的に恵まれない生徒を対象に働きかけを強めることを目標にしている。連邦政府は、連立協定に従って、学校の約4分の1のソーシャル・ワーカーに資金提供する予定である。
研究と科学のさらなる進歩には、イノベーションを推進する方法をつくり出す必要がある。大臣はすでに科学的知見の移転を改善する必要があると強調している。
同大臣は業務の引き継ぎに際し、次のように述べた「大きな喜びと敬意を持って業務の引き継ぎを受けた。カルリチェク前大臣が友好的に歓迎してくれたことに対し、また何よりもドイツの教育と研究に対して大きく寄与してくれたことに対し、感謝している」。
連邦政府の新大臣として、さらに次のように述べた「多くの目標を立てたが、教育と研究はドイツの進歩の最も重要な加速器である。達成されたものを基に、担当分野で連立協定のプロジェクトを迅速に開始したい」。
BMBF大臣は、デジタル協定とモバイル・エアフィルター・プログラムの加速と脱お役所仕事が、特に重要であると強調し、これによって教育はよりデジタル化され、現代的で、より確かな安全なものになると述べた。
同大臣は多様な研究環境のためにより貢献したいと考え、次のように目標について述べた「科学は進歩に大きく貢献していることから、総研究開発費対GDP比3.5%を達成したい」。

[DW編集局]