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- 国・地域名:
- オランダ
- 元記事の言語:
- 英語
- 公開機関:
- オランダ科学研究機構(NWO)
- 元記事公開日:
- 2022/01/31
- 抄訳記事公開日:
- 2022/03/08
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NWOが「オープンサイエンス基金」プロジェクトへの応募提案を公開
- 本文:
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2022年1月31日付のオランダ科学研究機構(NWO)の標記発表の概要は以下のとおり。
2021年にNWOはオープンサイエンスの実践を後押しするために、26のプロジェクトに資金を提供した。NWOは、今回のオープンサイエンス基金の第一次ラウンドの選考において、透明性条項を実験的に導入している。応募者の同意が得られたものについて、選考委員会による評価を含め、(採択と不採択の両方について)提出された提案を公開する予定である。今回は、167件の応募のうち63件(またはその一部について)について公開の同意を得た。
NWOはこのほど、受賞プロジェクトを紹介するための「Open Science in Practice Webinar Series」を開始した。シリーズ初のウェビナーは2月17日(木)に開催され、オープンアクセス・ジャーナル分野の2つのプロジェクトが紹介される。
オープンサイエンス基金は、オランダでの研究者の評価と報酬のあり方を変えるための一歩として、NWOが昨年立ち上げた基金である。2020-2021年のラウンドで資金提供された26のプロジェクトは、オープンサイエンスのためのオープンソースツールやプラットフォームの開発、研究データやソフトウェアのFAIR原則に基づく共有、オープンサイエンスの実現に必要な文化の変革に至るまで、幅広いオープンサイエンスの実践を網羅している。
NWOはオープンサイエンスへの移行の主導をコミットしている。NWOの資金援助から生じる出版物は、オープンアクセスで利用可能でなければならない。NWOが資金提供したプロジェクトの一部として生成された研究データも、可能な限りオープンに利用できるようにする必要がある。
「オープンサイエンス基金」の新ラウンドは、秋に発表される予定である。
[DW編集局+JSTパリ事務所]