[本文]

国・地域名:
フランス
元記事の言語:
フランス語
公開機関:
国立研究機構(ANR)
元記事公開日:
2022/03/03
抄訳記事公開日:
2022/03/09

ANR、ロシア科学財団との協力関係を停止

Crise ukrainienne : impact sur les actions de soutien au financement de la recherche et les coopérations internationals

本文:

2022年3月3日付国立研究機構(ANR)の標記発表の概要は以下のとおり。

ANR は、ウクライナ国立研究財団およびウクライナの科学コミュニティ全体に対する連帯と全面的な支援を表明したい。Science Europe のメンバーである ANRは、2022年3月1日付の Science Europe による宣言と嘆願に全面的に連携するものである。

Science Europeの「ウクライナ支援声明」については、下記URLを参照:
(https://www.scienceeurope.org/news/support-statement-ukraine/)

さらに、フランスが定める規定に従い、ANRは次の措置を講じる。

▽ロシア科学財団との協力関係の停止
▽多国間協力:ANR はロシアまたはベラルーシの機関が関与する活動には参加しない。
▽進行中の2022年包括的プロジェクト公募:ロシアまたはベラルーシの研究所が関与するプロジェクトが、ANRによるファンディングを受けることはない。

ANR は、「PAUSEプログラム」(亡命科学者の緊急受け入れ支援プログラム)の存在と、危険にさらされているウクライナの科学者に対する連帯行動を意識している。コレージュ・ド・フランスが主催するこのプログラムは、高等教育・研究・イノベーション省(MESRI)からの緊急資金により、危機に瀕しているウクライナの研究者への特別支援の公募を開始する。

ANRは日常的に国際情勢を注視しており、状況に応じてこれらの措置を講じる。

[DW編集局+JSTパリ事務所]