2022年1月6日中国全国科学技術業務会議がビデオ形式により北京で開催された。会議は、習近平新時代の中国的特色の社会主義思想を指導とすることを堅持し、中国共産党の第19回全国代表大会と第19回大会各回中央委員会総会の精神および中央経済業務会議の精神を全面的に貫徹し、2021年の科学技術業務を総括し、2022年の重点任務の段取りを行った。王志剛科学技術部党組織書記・科学技術部長が活動報告を行い、張雨東科学技術部副部長が会議を主宰した。

2021年は「第14次五カ年計画」の開始する年である。科学技術イノベーションは、質の高い発展の推進、新たな発展の仕組み構築と国家の安全保障において重要な役割を果たし、「第14次五カ年計画」の良好なスタートを実現した。国家イノベーション能力の総合ランキングは世界第12位に上昇した。

2021年に実施され、成果を上げた項目は以下の7項目である。1. 革新型国家建設の重大な成果を総括し、新しいラウンドの「国家中長期科学技術発展計画」、「科学技術イノベーション第14次五カ年計画」等を策定する。
2. 戦略的科学技術力の発展を加速し、国のイノベーションシステムをさらに完璧なものとする。
3. 「基礎研究10年行動計画」を制定し、研究・開発の段取りを強化し、基礎研究と重要な核心的技術の攻略において新たな進展を勝ち取る。
4. 科学技術と経済・社会との強い融合を強力に推進し、高い質の発展をリードして新たな成果を収めるのをサポートする。
5. イノベーション高地の主導的、率先的役割を持続的に強化し、北京、上海および各省・自治区のイノベーション発展を推進する。
6. 重点分野の改革と人材チームの構築を深化させ、働き方及びイノベーションエコロジーを一段と改善する。
7. 科学技術協力・交流を着実に推進し、イノベーション拡大の新たなスペースを開放する。

また、2022年の科学技術業務は、次の10の面の業務にしっかりと取り組まなければならないと指摘した。
1.科学技術計画・任務の実現を全面的に推進し、戦略的方向ガイドの役割をさらに立派に発揮させる。
2.基礎研究10年計画を実施し、重要な核心技術の攻略に立派に取り組む。
3.国家実験室体系の効果的な運営を推進し、戦略的科学技術力の主導的役割を発揮させる。
4.企業のイノベーションの主体としての地位を強化し、イノベーション資源の企業への集中を推進する。
5.科学技術の研究と成果の応用を加速し、着実な成長と民生の改善を主導するのをサポートする。
6.科学技術の炭素排出量ピークアウトの達成とカーボンニュートラル行動の実施をサポートし、グリーン低炭素転換の推進を加速する。
7.国際科学技術イノベーションセンターと地域科学技術イノベーションセンターをハイレベルで建設し、多くのイノベーションの源泉と成長の極を作り上げる。
8.科学技術体制改革３年計画を実施し、科学技術イノベーションの生態を最適化する。
9.戦略的人材の力に焦点を当て、人材養成・導入・使用の力を高める。
10.科学技術協力・開放方式を拡大し、世界の科学技術ガバナンスに積極的に参与する。

[DW編集局]