[本文]

国・地域名:
中国
元記事の言語:
中国語
公開機関:
中国科学技術部
元記事公開日:
2022/01/13
抄訳記事公開日:
2022/03/15

中国・国際化「ダブルカーボン」人材職業能力向上研修開催

中国国际人才交流基金会举办国际化“双碳”人才职业能力提升研修班

本文:

2021年12月29〜30日、中国国際人材交流基金会が主催し、中国建設科学技術有限公司人材養成センターが開催を引き受けた国際化「ダブルカーボン」人材職業能力向上研修がオンライン方式で開催された。今回の研修班は「3060目標」(2030年までに炭素排出量をピークアウトさせ、2060年までにカーボンニュートラルを実現する目標)という大きなバックグラウンドの下において行われたもので、都市建設分野における「ダブルカーボン」人材グループの構築強化、建築業界の国際化専門化水準の向上を目的としている。研修対象は、建築業界で働く実務家であり、中央および地方の建築設計院、都市計画院、設計事務所、コンサルティング会社、施工部門、大学・専門学校関連教師・学生計500余名が含まれる。

万金発中国国際人材交流基金会副主任は、基金会の基本的職能、「ダブルカーボン」人材養成の必要性及び基金会の行動計画を紹介し、今回の国際化「ダブルカーボン」人材研修班の開催は、国際化「ダブルカーボン」人材を養成し、実際行動をもってカーボンニュートラル、炭素排出量ピークアウトを貫徹して実行することに関する国の政策的段取りであると述べた。さらに、新たな発展段階の下、基金会は人材導入、知性導入の職能をさらに発揮して、国際的な業界協会との協力を強化する。また、国際的に先進的な知識体系を導入し、多くの専門化された「ダブルカーボン」複合型人材のグループを育成、構築すると指摘した。

李存東中国建築基準設計研究院有限公司董事長はその挨拶の中で、今回の研修班は都市農村建設系統で初めての「ダブルカーボン」試験的実施研修班で、「ダブルカーボン」人材体系の構築、国のニーズに合致する多くの「ダブルカーボン」人材の養成にとって重要な意義を有すると指摘した。

研修班は2日にわたって開催された。寧波諾丁漢大学建築専攻および関連分野の専門家4名を講師に招き、中国の持続可能な発展への転換、建築分野における炭素排出量ピークアウト、カーボンニュートラル行動プラン、建築と都市エネルギービッグデータの情報発掘と都市環境整備の4つの主題をめぐり、国際的フロンティアの「ダブルカーボン」の理論、知識、実用的技術及び実践の事例を共有した。

[DW編集局]