2022年1月6日に開催された2022年中国全国科学技術業務会議では、中国の科学技術分野は今年、多くの項目の重大計画と行動プランをスタートさせ、科学技術計画、基礎研究、戦略的科学技術力等に力を入れて取り組み、国の発展と安全に対する科学技術の戦略的サポートの役割を発揮させることを明らかにした。

王志剛科学技術部長は会議において、2021年、中国の科学技術イノベーションは「第14次五カ年計画」の良好なスタートを実現し、国家イノベーション能力総合ランキングは世界第12位に上昇する。過去１年間で、基礎研究10年行動計画がすでに制定され、重点研究開発計画の70余の重点特別プロジェクトが全面的に実施をスタートさせており、新しい世代の人工知能(AI)、量子、脳科学の科学技術イノベーション2030、など主要プロジェクトの実施を加速していると指摘した。

会議は次のように強調した。

今年の科学技術業務の重点については、重要研究開発任務の実行をさらに際立たせ、重要な核心技術の攻略を進める。科学技術イノベーション2030主要プロジェクトの実施を加速し、国の戦略的科学技術力をさらに際立たせて強化し、国家実験室の全面的な立ち上げ、運行を推進する。重複する国家重点実験室を段階的に再編成し、企業のイノベーション主体としての地位をさらに際立たせ、科学技術主要企業、ハイテク企業と科学技術型中小企業を育成、発展させ、改革の攻略をさらに際立たせる。科学技術改革３年計画を実施し、新しいタイプの挙国体制、評価、プロジェクト経費管理等の改革を実行し、更に戦略的科学者や青年科学技術人材の養成とハイレベルのイノベーションチームの結成を推進することで、国際的大科学計画とエンジニアリング、倫理的ガバナンス等の面において新しい措置を提起しなければならない。科学技術業務においては、ハイレベルの科学技術自立自強の実現加速を目標とし、科学技術政策の確実な実施に力を入れて取り組む「科学技術改革３年計画」を主題とし、政府職能の転換、作風の転換、改革の加速、統一的計画、調和の良好な実行、国家戦略科学技術力の強化に力を入れ、基礎研究の強化に力を入れなければならない。

[DW編集局]