[本文]

国・地域名:
スイス
元記事の言語:
英語
公開機関:
スイス国立科学財団(SNSF)
元記事公開日:
2022/02/10
抄訳記事公開日:
2022/04/06

スイスと英国が両国の研究者による共同研究を促進する協定を締結

New opportunities for research partnerships between the UK and Switzerland

本文:

2022年2月10日付のスイス国立科学財団(SNSF)の標記発表の概要は以下のとおり。

スイス国立科学財団(SNSF)と、そのパートナー団体である英国研究・イノベーション機構(UKRI)は、スイスと英国の研究者のより緊密な共同研究への道を開く協定に調印した。

SNSFとUKRIは、これまでの関係を基に、覚書について交渉を重ねてきた。2月8日、スイスのマルティナ・ヒラヤマ教育・研究・イノベーション庁長官と英国のジョージ・フリーマン科学・研究・イノベーション担当大臣により、協定が締結された。新協定は、両国の研究コミュニティ間の国際的な共同研究の機会を拡大することへのコミットメントを表すものである。

主な合意事項は次のとおり。

研究訪問:
資金提供者は、ネットワーク構築、知識交換、および最長12ヶ月の研究訪問の奨励を目的に、協調かつ並行して公募を行うことにより、両国間の共同研究に対する支援を強化する。

UKRIは、英国在住の研究者とスイスの研究者による協力を奨励するために、1月14日に「英国・スイス・パートナリング賞」の公募を行い、SNSFは、2月1日に「科学交流」制度の下で、スイス在住の研究者が英国の研究者と協力する公募を並行して行った。

その他の活動:
SNSFとUKRIは、当初の科学交流に関する協力にとどまらず、より広範で大規模な協力に取り組んでいく。これには、両国間の共同研究、テーマ別オープン研究、ボトムアップ研究プロジェクトなどが含まれる。

既存の共同研究としては、2013年、SNSFは、UKRIの芸術・人文科学研究評議会および経済・社会研究評議会との間で国際共同研究者制度に関する協定を締結した。この制度は、総事業費の30%を上限として、海外でのサブプロジェクトを含むプロジェクトを支援するものである。

[DW編集局+JSTパリ事務所]