[本文]

国・地域名:
米国
元記事の言語:
英語
公開機関:
エネルギー省(DOE)
元記事公開日:
2022/01/13
抄訳記事公開日:
2022/04/11

DOEがクリーンエネルギーのブレークスルーを推進するために全米のエネルギー研究センターに4億2,000万ドルを拠出

DOE Announces $420 Million to Advance Clean Energy Breakthroughs at Energy Research Centers Across America

本文:

2022年1月13日付けの米国エネルギー省(DOE)による標記発表の概要は以下のとおり。

DOEは、全米数十州に拡大中のエネルギーフロンティア研究センター(EFRC)に対する4億2,000万ドルの資金提供機会を発表した。この資金は、クリーンエネルギー技術、先進低炭素製造、および量子情報科学に関する初期段階の研究を通じて気候問題の解決策を前進させるものである。基礎研究のブレークスルーが、2050年までのゼロエミッション経済を実現するというバイデン大統領の目標達成に役立つ気候問題ソリューションを生み出す鍵となる。

EFRCプログラムは、大学、国立研究所、企業、および非営利団体など、様々な分野や機関の科学者からなる多様なチームを結集させ、初期段階の研究における複雑な問題の解決と、材料科学、化学、地球科学、および生物科学といった最も困難な分野の進歩を加速させることに焦点を当てている。2009年にプログラムが導入されて以来、41州で88のEFRCが設立され、現在も41のEFRCが活動中である。

EFRCの研究により、数百の科学的発見と200以上の特許が発行され、大容量バッテリー、太陽光を電気に変換する窓、および二酸化炭素を捕捉することができる材料などの、クリーン技術の開発につながった。この基礎的研究はまた、「エネルギー・アースショット」を含むDOE全体のイニシアチブを支えている。

関心のある申請者には、明確に定義された一連の研究目標を達成するために、多様で学際的な研究者チームを編成することが推奨されている。DOEは、基礎エネルギー科学部門のポートフォリオで過小評価されてきた少数民族支援機関(MSI)が主導する、またはMSIと提携した申請や、STEMで歴史的に過小評価されてきたグループからの申請を奨励している。申請は、認定されたすべての米国の大学、国立研究所、非営利団体、および民間企業に向けて開かれている。

[DW編集局+JSTワシントン事務所]