2022年3月2日付のデンマーク高等教育科学省の標記発表の概要は以下のとおり。

デンマーク高等教育科学省のイェスパー・ペーターセン（Jesper Petersen）大臣は、すべての教育機関に文書を送り、ロシアのウクライナ侵攻を受け、ロシアおよびベラルーシの機関との、研究・イノベーションにおけるすべての協力を停止し、またこれらの機関との新たな交流の開始を控えるよう呼びかけた。

同大臣は次のように述べている。
「私は、すべての大学および高等教育機関に対して、ロシアおよびベラルーシの機関との協力を停止することを求める。これは、軍事的侵攻の結果が、国際社会からの孤立につながるという明確なシグナルとなる。政府はロシアとベラルーシの行動を非難し、ウクライナとウクライナ国民への支援を約束するものである」。

この要請は、特にロシアやベラルーシの国家機関に所属する団体との協力に適用される。同大臣は、ロシアやベラルーシに留学中の学生がいる可能性のある教育機関に対して、これらの学生に連絡を取り、帰国を含め、彼らが必要とするあらゆる支援を提供するよう呼びかけている。また、彼らが外務省のデンマーク市民リストに掲載されていることを確認し、定期的に更新される同省のロシアへの渡航指示に注意深く目を通すことが重要である。

[DW編集局+JSTパリ事務所]