[本文]
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- 国・地域名:
- 米国
- 元記事の言語:
- 英語
- 公開機関:
- 大統領府
- 元記事公開日:
- 2022/01/21
- 抄訳記事公開日:
- 2022/04/14
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国際的なSTEM人材の誘致と経済力・競争力強化のための取り組み
- 本文:
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2022年1月21日付の大統領府による標記ファクトシートの概要は以下のとおりである。
国務省(DOS)と国土安全保障省(DHS)は、外国人STEM学者、学生、研究者、専門家が米国全土でイノベーションと雇用創出に貢献するための道筋の、予測可能性と明確性を高めるための新たな措置を発表する。これらの措置により、STEM 分野の国際的人材は、米国の学術、研究開発、イノベーションの各コミュニティに有意義な貢献をし続けることができるようになる。
本取組みの公表は、大統領令14012、「合法的な移民制度への信頼の回復と、新しい米国民のための統合と包摂の取組みの強化(Restoring Faith in Our Legal Immigration Systems and Strengthening Integration and Inclusion Efforts for New Americans)」、のような合法的移民に対する障害を取り除く政権の取組みと、ブリンケン国務長官とカードナ教育長官が最近発表した「国際教育支援原則に関する共同声明」などの、教育交流を推進するための取組みに基づくものである。
各連邦機関の発表内容は以下のとおりである。
▽米国国務省の教育文化局(ECA)は、米国を訪れる「BridgeUSA」交流プログラムの非移民訪問者が、受入組織での研究、研修、教育交流訪問者プログラムを通じて、STEM研究に従事できるようにするための「初期キャリアSTEM研究イニシアチブ(Early Career STEM Research Initiative)」を発表する。また、ECAは、J-1ビザを持つSTEM分野の学部生および大学院生が最長36カ月間、追加の学術研修を受けやすくするための新しいガイダンスを発表する。
▽DHSは、学生交流訪問者プログラム(SEVP)を通じたSTEMオプショナル実践トレーニング(OPT)プログラムに、新たに22の学問分野を含めることを発表した。本プログラムは、特定のSTEM分野で学士号、修士号、博士号を取得したF-1学生に対し、学位取得後に最長36カ月間米国に滞在してOPTを修了することを認めるものである。
▽DHSは、「特別な能力」(O-1A)非移民資格に関するポリシーマニュアルの更新を行い、特に科学、技術、工学、数学(STEM)分野において、PhD保持者のような特に優れた能力を持つ移民の資格を決定する方法を明確にした。
[DW編集局+JSTワシントン事務所]