[本文]

国・地域名:
英国
元記事の言語:
英語
公開機関:
英国研究・イノベーション機構(UKRI)
元記事公開日:
2022/02/01
抄訳記事公開日:
2022/04/18

世界中のあらゆる手術室に仮想的に参加できる「仮想外科医」

‘Virtual surgeons’ to be able to join operations anywhere

本文:

2022年2月1日付、英国研究・イノベーション機構(UKRI)の標記発表の概要は以下のとおり。

世界中のあらゆる手術室に外科医が仮想的に「スクラブ・イン」できる技術で先駆けている企業が、Vodafone と提携し、欧州での実用化を加速させる。

Proximie プラットフォームは、医薬品製造チャレンジの「デジタル医療技術カタリスト」の一環として、UKRIからのファンディングを受けて開発された。これは、施術のばらつきを減らし、すべての患者が毎回最高の医療を受けられることを保証するのに役立つ。

Proximie は、世界の最高の臨床医たちによって相互接続された手術室のグローバル・ネットワークを構築するものである。それは、外科的切開の際は常に人工知能(AI)から情報を入手でき、臨床医がリアルタイムで診断・データ・分析結果を取得できる未来を創造する。

医療専門家たちは、世界中の接続された手術室と相互作用し、外科施術に関する指導・監督・技術的専門性を迅速化・向上させることができる。

UKRIのデジタルヘルス技術カタリスト・プログラムのイノベーション・リーダーを務めるクリス・ソーヤー氏は、「2021年末までに240万件の手術がキャンセルされ、2043年までに、8万人以上の医療従事者が不足すると予想されている。そのため、国民保健サービス(NHS)がさらに効果的に機能するようにするために、デジタル技術とAIの活用は不可欠である」と述べている。

世界最高の臨床診療を共有することで命を救うという Proximie のミッションの一環として、新たなパートナーシップが、2社間の既存の関係に基づいて構築される。世界トップクラスのネット接続外科治療ソフトウェアと、次のような Vodafone 企業の革新的な技術を組み合わせる。
・5G
・モノのインターネット
・エッジ・コンピューティング

[DW編集局]