[本文]

国・地域名:
米国
元記事の言語:
英語
公開機関:
国家量子調整室(NQCO)
元記事公開日:
2022/01/25
抄訳記事公開日:
2022/04/19

連邦政府における量子人材の登用に関するワークショップの開催

LPS and NQCO hold workshop on recruiting QIS talent to the federal government

本文:

2022年1月25日付、国家量子調整室(NQCO)による標記記事の概要は次のとおりである。

2021年8月30日、物理科学研究所(LPS)と大統領府科学技術政策局(OSTP)は、量子情報科学(QIS)の専門知識を持つ人材の政府業務への登用に関する、オンライン・ワークショップを開催した。

このワークショップでは、連邦政府がQISの課題と機会について十分な認識と専門知識を持っていることを確認するために必要な人材の採用と維持に関する課題とベストプラクティスに焦点があてられた。ワークショップには、様々な連邦政府機関、産業界、学界、連邦出資研究開発センター(FFRDC)、大学付属研究センター(UARC)などから約40人が参加した。

ワークショップでは、政府でQIS人材を採用・維持するにあたり、3つの共通の障壁を特定した。

1. 報酬:QIS分野において、産業界の給与は政府よりも高く、そのことが採用と維持の両方に影響を及ぼしている。
2. 遅延:政府での採用プロセスが遅いために、候補者は他の機会を選ぶ可能性がある。
3. 認識の欠如:政府の業務に関する誤解により、政府でのキャリアを考えることが躊躇される。

ワークショップの報告書には、各々の問題点、ベストプラクティス、今後の可能性のある道筋についてのハイライトが書かれている。

[DW編集局+JSTワシントン事務所]