[本文]

国・地域名:
米国
元記事の言語:
英語
公開機関:
政府説明責任局(GAO)
元記事公開日:
2022/02/03
抄訳記事公開日:
2022/04/19

エネルギー高等研究計画局活動に関する、説明責任局の調査報告書

Advanced Research Projects Agency-Energy: Agency Has Practices for Avoiding Duplication and Involving Stakeholders in the Development ofResearch Programs

本文:

2022年2月3日、政府説明責任局(GAO)は、「エネルギー高等研究計画局(ARPA-E)研究プログラムの策定において、重複を避け、ステークホルダーを関与させることを実践している」と題する報告書を公表した。標記記事の概要は次のとおり。

エネルギー高等研究計画局(ARPA-E)は、民間企業ではリスクが高すぎて着手できないような革新的エネルギー技術を開発するために、2007年に議会により設立された。GAOは、ARPA-Eがエネルギー省(DOE)内の他の部局とどのように研究を調整しているかについて調査した。

ARPA-Eは、エネルギー関連研究プロジェクトの重複や複製の管理に役立つ慣行を持っている。DOE の他の局などの当局者は、プログラム策定プロセスの早い段階で参加しており、このことが潜在的な重複を特定するのに役立っている。

調査結果のハイライト:
ARPA-Eはプログラムを遂行する上で、DOE内の関係者、他の省庁の関係者をプログラム策定の早い段階(「構想」、「関与」、「評価」ステージ)で参加させることによって、潜在的な重複を特定しながら、研究の重複を防いでいる。

また、ARPA-E当局者はDOEのワーキンググループに参加し、オープンな資金調達機会の発表を調整し、他の戦略的調整にも参加し、DOE関係者にDOEのエネルギー関連研究開発の取り組みについて周知している。さらに、ARPA-Eの戦略的ビジョンは、13年に米国COMPETES法の要求により策定され、20年に改訂された。22年2月には改訂版が予定されており、それにはARPA-Eが焦点を当てる課題分野の理解を深めることが含まれ、関連する研究の取り組みにおいて、DOE関係者がARPA-Eと適切に連携できることを保証するものである。

[DW編集局+JSTワシントン事務所]