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- 国・地域名:
- 米国
- 元記事の言語:
- 英語
- 公開機関:
- 環境品質会議(CEQ)
- 元記事公開日:
- 2022/02/18
- 抄訳記事公開日:
- 2022/04/27
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環境品質会議、「Justice40」イニシアティブのスクリーニングツールのベータ版公開
- 本文:
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2022年2月18日付、大統領府環境品質会議(CEQ)の標記報道発表の概要は以下のとおり。
大統領府環境品質会議(CEQ)は、「気候経済公正スクリーニングツール(CEJST)」のベータ版をリリースした。これは、現在および過去の不公正に対処し、バイデン大統領の公約を実現するための大きな一歩となるものである。
CEJSTは、大統領の歴史的な環境正義公約の重要な一部であり、「Justice40」イニシアティブ(連邦政府による、気候、クリーンエネルギー、安価で持続可能な住宅、安全な水等への投資から得られる利益の40%を、過小評価され、十分なサービスを受けられず、公害による過剰な負担を強いられている不利な立場にあるコミュニティに提供する公約)を含んでいる。CEJSTのベータ版は、リリースから60日間にわたり一般からのフィードバックを求め、政府機関が不利な立場にあるコミュニティを特定し、すべての人が連邦プログラムから見込まれる利益を確実に享受できるよう支援する。
CEQは連邦官報でベータ版に関するフィードバックを求める「情報提供要請(RFI)」を発行した。一般市民はCEJSTウェブサイトで直接フィードバックを提出することができる。ウェブサイトはオープンソースのプラットフォームであり、使用されている手法とデータセットについて、完全な透明性を一般市民に提供する。CEQが、ベータ版に対するフィードバックを受理し、検討し、必要に応じて更新した後に、連邦政府機関がこのツールを使用する。
全米科学・工学・医学アカデミー(NASEM)は、CEJSTの手法の一層の更新・改善のため、既存の環境健康・地理空間データおよび環境スクリーニングツールを評価する研究の立ち上げに取り組んでいる。
また環境保護庁(EPA)は、連邦および州の機関が、スクリーニング、アウトリーチ、分析などの幅広い目的で広く利用しているEJSCREENツールのアップデートをリリースする。EJSCREENとCEJSTは互いに補完関係にある。
[DW編集局+JSTワシントン事務所]