[本文]

国・地域名:
米国
元記事の言語:
英語
公開機関:
大統領府科学技術政策局(OSTP)
元記事公開日:
2022/02/22
抄訳記事公開日:
2022/04/28

第5回国家AI研究リソースタスクフォース会議の報告

Readout of the Fifth National Artificial Intelligence Research Resource (NAIRR) Task Force Meeting

本文:

2022年2月22日付、大統領府科学技術政策局(OSTP)による標記記事の概要は以下のとおりである。

国家AI研究リソース(NAIRR)タスクフォースは、2月16日に第5回オンライン公開会議を開催し、2021年6月に開始した取組みを継続し、あらゆる経歴や地域の米国人研究者を、AI研究とイノベーションを促進する計算、データ、テストリソースに接続する全米サイバーインフラのビジョンと実施計画を策定した。

NAIRRは、様々な研究者やコミュニティが参加できる最先端のAIのための公平なインフラを構築することで、国全体のAI能力を高め、その責任ある発展を支援する。これにより、ヘルスケアから都市計画、教育、その他分野まで、科学的発見とイノベーションを促進し、米国の長期的な競争力を確保する。

本会議は、セキュリティとアクセスコントロール、プライバシー、市民権、市民的自由の要件、そしてNAIRRを構成する多様なリソースの技術的統合を含むNAIRRのデザインの中心要素を検討する3つの連続する議論で始まった。

その後、NAIRRの様々なセクターを代表する研究者パネルが、広範で多様なユーザーコミュニティのニーズを満たすためにNAIRRを設計する際の視点を提供し、NAIRRがその研究および初期のAIスタートアップや中小企業の競争力に影響を与える可能性について説明した。

また、タスクフォースは、インフラの持続可能性を促進する上でのパートナーシップの役割を特定し、NAIRRに想定される特定のリソースと構造に関する官民パートナーシップのオプションについて検討した。最後に、共同議長のOSTP国家AIイニシアティブ室長のL.パーカー(L. Parker)氏と国立科学財団(NSF)先端サイバーインフラ室長のM.パラシャー(M. Parashar)氏が、NAIRRの成功指標の策定とタスクフォースの中間報告の構成に関する議論をリードして、この日の審議を締めくくった。

[DW編集局+JSTワシントン事務所]