[本文]

国・地域名:
EU
元記事の言語:
英語
公開機関:
欧州委員会(EC)
元記事公開日:
2022/02/23
抄訳記事公開日:
2022/05/06

EC、欧州の戦略的依存関係に関する最新の詳細報告を提示

Commission presents an updated in-depth review of Europe's strategic dependencies

本文:

2022年2月23日付、欧州委員会(EC)の標記発表の概要は以下のとおり。

本報告書は、欧州が第三国への戦略的依存に直面している、希土類・マグネシウム、化学物質、ソーラーパネル、サイバーセキュリティ、ITソフトウェアの5つの領域に注目している。目的は、これらに対処するためのリスクと機会について理解を深めることである。

戦略的依存関係に関する今回のフォローアップ報告では、次の点に焦点を当てている。

▼希土類、マグネシウム、太陽光パネルへの戦略的依存は、中国での世界的な生産の集中、EU内を含む供給の多様化のための現在の限られた選択肢(つまり代替)に起因している。さまざまな産業生態系にわたって非常に重要な多くの化学物質に関しても依存関係が特定されている。さらに、本報告書は、サイバーセキュリティやITソフトウェアなどの主要技術に関して、グローバルな競合他社と比較した場合のEUの弱点を特定している。
▼詳細報告の第1版で分析されたセクターに注目して、本報告書は、特定された戦略的依存関係に対処するべく開始された一連の施策を評価している。報告書は、原材料、バッテリー、水素に関する既存の産業提携や、最近開始された半導体やクラウドサービスに関する提携を通じた投資パイプラインなど、大きな進歩が達成されたことを示している。(バッテリー、水素、半導体に関する欧州委員会規制案の採択、原材料の領域などでの新たな国際パートナーシップ、など)。報告書はまた、画期的なイノベーションを実現するための欧州共通の関心事である重要プロジェクト(半導体やクラウドサービスなど)の役割も強調している。

本報告書は、COVID-19のパンデミックが単一市場に与える影響を考慮しながら、欧州がグリーンでデジタル、強靭で、世界的に競争力のある経済に移行することを考慮して、2021年に更新された産業戦略を支える最初の分析に基づいている。

2021年5月、欧州委員会は、COVID-19のパンデミックから学んだ教訓に応えて、欧州の経済回復を促進し、その開かれた戦略的自律性を強化する、産業戦略の更新版を発表した。更新された戦略自体は、2020年3月の新産業戦略(欧州のグリーンおよびデジタル産業の移行への道を示した)で設定された優先事項を再確認するものである。

2021年に更新された産業戦略には、欧州の戦略的依存関係を分析した報告が添付されている。これには5,000以上の製品の分析が含まれ、敏感な生態系の137の製品が外国のサプライヤーに大きく依存していることが分かった。さらに、この報告書では、EUが依存関係に直面している6つの戦略的分野、つまり原材料、バッテリー、医薬品有効成分、クリーン水素、半導体、クラウド・先端技術に関する詳細報告の第1段階を提示している。

[DW編集局]