[本文]

国・地域名:
英国
元記事の言語:
英語
公開機関:
内閣府
元記事公開日:
2022/02/16
抄訳記事公開日:
2022/05/09

政府が将来の生物学的安全保障に対する英国のアプローチを見直し

Government to review UK approach to future biological security

本文:

(2022年2月16日付、内閣府の標記発表の概要は以下のとおり)

政府はこのほど、保健・安全保障の専門家に、英国の生物学的安全保障戦略の更改に資する情報の提供を求めた。これには、新興感染症や敵対者による悪用の可能性など、さまざまな生物学的脅威から英国を守る目的がある。

更改される戦略は、COVID-19に対する最近の対応からの学習結果を取り入れ、パンデミック以降の優先課題の変化を検討し、生物学的セキュリティのすべての側面にわたる科学技術の急速な進歩を反映させる。

今回の更改で考慮される重要な領域は次のとおりである。

・ インフルエンザの広域同時発生、非インフルエンザ感染症の発生、新たな感染症などの重大な保健危機
・ 抗微生物薬耐性
・ 国家または非国家主体による意図的な生物学的攻撃
・ 人間の健康に直接被害をもたらす可能性のある動植物疾病
・ 天然痘や口蹄疫が安全確保の十全でない実験室から漏出した事例などの偶発的な放出、およびライフサイエンス研究の誤用により有害性を生じる危険性の懸念されるデュアル・ユース研究

更改された戦略は、今年後半に公開される。

[DW編集局]