[本文]
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- 国・地域名:
- 米国
- 元記事の言語:
- 英語
- 公開機関:
- 国立衛生研究所(NIH)
- 元記事公開日:
- 2022/02/28
- 抄訳記事公開日:
- 2022/05/11
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バイオセキュリティ政策枠組みのレビュー開始に関するNIH声明
- 本文:
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(2022年2月28日付、国立衛生研究所(NIH)による標記声明の概要は以下のとおり)
米保健福祉省(HHS)は、デュアルユース研究のバイオセキュリティ監視に関して、米国政府に専門家の助言、指導、勧告を提供する連邦諮問員会である「バイオセキュリティ国家科学諮問委員会(NSABB)」を招集した。
同委員会は広範かつ多様な専門知識を提供し、その審議と提言は15年以上にわたってバイオセキュリティに関する米国政府の政策立案に影響を与えてきた。今回、以下の2つの研究を管理する主要なバイオセキュリティ政策の枠組みの範囲と有効性について、徹底的にレビューするように、NSABBに委任した。
1. OSTP推奨政策ガイダンスおよびHHS資金調達決定のためのフレームワークを含む、潜在的なパンデミック病原体の強化に伴う研究
2. 生命科学における懸念されるデュアルユース研究(DURC: Dual Use Research of Concern)の監督に関する米国政府ポリシー、および生命科学におけるDURCの制度的監督に関する米国政府USGポリシーを含むDURC
NSABBはこれまで、ライフサイエンス研究の監督強化について連邦政府に助言する重要な役割を担ってきた。科学と安全保障のバランスを効果的に保ち、生命を救う重要な研究を安全に実施できる強固な政策を継続するために、専門家の意見を提供してくれるNSABBに感謝したい。
[DW編集局+JSTワシントン事務所]