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- 国・地域名:
- 中国
- 元記事の言語:
- 中国語
- 公開機関:
- 人民日報
- 元記事公開日:
- 2022/03/24
- 抄訳記事公開日:
- 2022/05/12
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「第14次五カ年現代エネルギーシステム計画」を策定
- 本文:
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中国国家発展改革委員会と国家エネルギー局は、「第14次五カ年現代エネルギーシステム計画」(以下「計画」と略)を発表した。
「計画」は、主として次の3つの側面から最新のエネルギーシステムの構築を推進すると指摘している。
▽エネルギーサプライチェーンの安全性と安定性を強化する。
▽エネルギー生産・消費方式のグリーン低炭素への変革を推進する。
▽エネルギー産業チェーンの現代化レベルを引き上げる。国家エネルギー局の関係責任者は、「第14次五カ年計画」の期間中に、エネルギー消費は引き続き堅調な伸びを示し、エネルギー供給確保の圧力が引き続き存在すると分析し、次のステップは「国内に立脚し、不足を補填し、安全保障を多様化し、備蓄を強化する」という原則を堅持し、エネルギーの自主供給能力を強化し、全体のエネルギー需給状況の安定と秩序を確保することであると述べた。
1.エネルギー供給能力の増強に力を入れる。
2.エネルギー生産・供給・貯蔵・販売システムの改善を加速する。
3.エネルギーの緊急安全保障の能力を強化する。「計画」は、2025年までに、非化石エネルギーの発電比率39%前後を達成し、非化石エネルギーの消費比率を20%程度まで引き上げる。
エネルギー消費の側面から見てみると、「計画」はグリーンで低炭素の消費モデル形成の推進に力を入れている。
例えば、「計画」は、新エネルギー自動車の都市公共交通等の分野における応用を積極的に推進し、2025年までに、新車販売量における新エネルギー自動車の販売比率が20%前後に達成する。充電インフラの配置を最適化し、車と充電スタンドの相乗効果を総合的に推進し、ソーラー発電、蓄電、充電、交換を組み合わせた新型充電交換ステーションのパイロットデモンストレーションを展開する。エネルギー供給の側面から見てみると、非化石エネルギーが主に電力として利用されていることを考慮して、非化石エネルギーの消費比率20%前後の目標をサポートするため、「計画」は2025年までに、非化石エネルギー発電量の比率39%前後を達成し、「第14次五カ年計画」期間に5.8ポイント向上させる。
2035年を展望して、「計画」はまた、非化石エネルギーの消費比率が2030年に25%を達成することを基礎として、さらに大幅に向上させ、再生可能エネルギー発電が主体的電源となり、新型電力システムの建設が実質的成果を収め、炭素排出の総量がピークに達した後に着実に低下させる。
[DW編集局]