[本文]
-
- 国・地域名:
- 英国
- 元記事の言語:
- 英語
- 公開機関:
- 英国研究・イノベーション機構(UKRI)
- 元記事公開日:
- 2022/03/02
- 抄訳記事公開日:
- 2022/05/13
-
UKRI がプラスチック包装のイノベーションに3,000万ポンドの支援
Plastic packaging innovations receive £30 million boost from UKRI
- 本文:
-
(2022年3月2日付、英国研究・イノベーション機構(UKRI)の標記発表の概要は以下のとおり)
「スマートで持続可能なプラスチック包装(SSPP)」チャレンジは、このほど18件の画期的な共同プロジェクトに対する3,000万ポンドのファンディングを行うことを発表した。
これらのプロジェクトは、「英国のプラスチック協定」の達成を支援し、プラスチック包装への取組みと運営を変える可能性がある。
■最大の政府投資
SSPPチャレンジは、持続可能なプラスチック包装と廃棄物管理への最大の政府投資である。今回発表された2件のファンディング・コンペティションの結果、5件の大規模実証プロジェクトと13件の企業主導の研究開発プロジェクトがこの支援の恩恵を受ける。
各プロジェクトが、英国の小売・包装のサプライチェーンを変革し、プラスチック包装の使用に対するより持続可能なアプローチの開発を支援する必要性に対処する上で、その価値を実証している。これは、次を介して実施される。
① 循環経済ビジネスモデル
② 新規の高分子材料
③ 新たなリサイクル技術■大規模実証プロジェクト
効果的大規模実証プロジェクトは、次の3つの主要なパッケージングの課題に焦点を当てている。
① 再利用と詰め替え
② 食品グレードのポリプロピレンのリサイクル
③ フィルムと柔軟な包装によるリサイクル■企業主導の研究開発プロジェクト
▽堆肥化可能な包装
研究開発プロジェクトには、堆肥化可能な包装を主流にすることによる経済的・環境的影響に関するTipa Corp UK 社の研究が含まれる。▽植物ベースのタンパク質構想
Xampla社による植物ベースのタンパク質構想の活用は、食品宅配や家庭用食事キットの増加傾向に関連するプラスチック製の小袋の使用の増加に対処することを目的としている。■柔軟な包装デザイン試験プログラム
SSPPチャレンジは、「柔軟な包装による循環経済(CEFLEX)」イニシアチブとの主要なコラボレーションおよび共同ファンディング協定も発表している。柔軟な包装のバリューチェーン全体を代表する180以上の欧州の企業、協会、機関が参加するコラボレーションである。
[DW編集局]