[本文]

国・地域名:
英国
元記事の言語:
英語
公開機関:
ビジネス・エネルギー・産業戦略省(BEIS)
元記事公開日:
2022/03/27
抄訳記事公開日:
2022/05/16

ウクライナの研究コミュニティへの支援を強化

UK boosts support for Ukrainian research community

本文:

(2022年3月27日付ビジネス・エネルギー・産業戦略省(BEIS)の標記発表の概要は以下のとおり)

英国政府はこのほど、学術研究に携わるウクライナ国民が、英国においてその重要な研究を継続する場合、300万ポンドの支援パッケージの恩恵を受けられる旨、発表した。

新設の「リスク下にある研究者フェローシップ・プログラム(Researchers at Risk Fellowship Programme)」は、紛争から逃れたウクライナ人研究者、およびすでに英国にいて、帰国できない研究者を支援するものである。

このフェローシップは、これらの研究者に最大2年間の給与、研究費、生活費を提供し、すべての分野のポスドク研究者または同等の経験を持つ研究者が利用できるようにするもので、ウクライナの研究エコシステムの維持を支援することを目的としている。

英国の大学はすでにウクライナの学生に門戸を開いており、卒業間近のウクライナの学生にリモートで教え、彼等が最も必要とするときに学業を修了できるよう支援するために、英国の大学がウクライナの大学と提携して、方法を模索している。

政府はまた、ロシアの国家および機関の協力者とのつながりがあることが判明したすべての研究プログラムへのファンディングを停止し、ロシアの政権に直接的な利益をもたらす進行中のプロジェクトすべてを停止すると発表した。英国はまた、その研究・イノベーション組織を通じて、ロシアとの新たな共同プロジェクトに資金支援することはしない。

[DW編集局]