[本文]

国・地域名:
英国
元記事の言語:
英語
公開機関:
財務省
元記事公開日:
2022/04/04
抄訳記事公開日:
2022/05/23

政府が英国を世界的な暗号資産技術の拠点にする計画を発表

Government sets out plan to make UK a global cryptoasset technology hub

本文:

(2022年4月4日付、財務省の標記発表の概要は以下のとおり)

政府は、英国を暗号資産技術と投資の世界的なハブにするための幅広い計画の一環として、ステーブルコインを有効な支払い手段として認める動きを発表した。

これは、英国の金融サービスセクターが技術の最先端を維持し、投資と雇用を引き付け、消費者の選択肢を広げるための一連の措置の一部である。

その内容は以下のとおり。
▽企業が実験やイノベーションを行えるようにするために「金融市場基盤構造サンドボックス(FMI Sandbox)」を導入する、
▽産業界とより緊密に連携するために暗号資産関与グループを設立する。
▽暗号資産市場の発展を促進するために、英国税制の競争力強化の方法を模索する。
▽英国が採用することを決意している前向きなアプローチの象徴として、今年の夏に非代替性トークン(NFT)で王立造幣局と協力する。

ステーブルコインは、通常、ドルなどの不換通貨に固定され、安定した価値を維持することを目的とした暗号資産の一種である。適切な規制があれば、より効率的な支払い手段を提供し、消費者の選択肢を広げることができる。

政府は、支払いの手段として使用される場合、ステーブルコインを支払い規制の範囲内に含めるよう法制化し、、ステーブルコインの発行者とサービスプロバイダが英国で活動し投資する条件を整備する意向である。

この技術の可能性を認識し、今すぐ規制することで、政府は金融の安定性と高い規制基準を確保し、これらの新技術を最終的に確実かつ安全に使用できるようにすることができる。

[DW編集局]