[本文]

国・地域名:
米国
元記事の言語:
英語
公開機関:
国家科学技術会議(NSTC)
元記事公開日:
2022/04/07
抄訳記事公開日:
2022/05/25

NSTCが「エビデンスに基づく実験室バイオリスク管理の科学技術ロードマップ」を発表

Evidence-Based Laboratory Biorisk Management Science & Technology Roadmap

本文:

(2022年4月7日付、国家科学技術会議(NSTC)が発表した標記報告書の概要は以下のとおり)

健全な実験室におけるバイオリスク管理は、バイオセーフティ、生物学的封じ込め、実験室バイオセキュリティを含み、生物学的脅威を予防し、効果的に対応するために不可欠なものである。科学的エビデンスに基づくバイオリスク管理の実践は、生物学的大災害に対する国家のレジリエンス、バイオ経済とバイオ製造業の活力、そしてバイオリスク管理のあらゆる側面において最大限の注意を払って業務が遂行されているという国民の信頼を支えるものである。

連邦政府の省庁間応用バイオセーフティ研究ワーキンググループ(Applied Biosafety Research Working Group)は、2019年にNSTC国土安全保障委員会のヘルスセキュリティ脅威小委員会の下に設立され、実験室のバイオリスク管理を改善するために必要なギャップを特定・対処する。その目標は、実践、ガイダンス、規制が最良の科学に基づいていることを保証することである。その成果として、本ワーキンググループは、「エビデンスに基づく実験室バイオリスク管理の科学技術ロードマップ」を作成した。

本ロードマップは、バイオリスク管理の研究テーマを特定し、分散している利害関係者の課題と機会を取りまとめて、応用バイオリスク研究を進め、その成果を活用する方法について、次のような提言を行っている。

– 連邦政府間の全体調整
– バイオリスク管理データの共有
– グローバルな優先研究課題の共有

[DW編集局+JSTワシントン事務所]