（2022年4月25日付、欧州委員会（EC）の標記発表の概要は以下のとおり）

欧州連合（EU）とインドは、ルールに基づく世界秩序の維持、経済復興の支援、気候変動対策、デジタル移行の計画立案に重点を置いて、パートナーシップを強化し、二国間協力を深める。

フォン・デア・ライエン委員長とナレンドラ・モディ首相は、貿易、経済、技術の主要課題に取り組み、これらの分野での協力を促進するため、貿易・技術合同評議会を設立することに合意した。

また、EU・インド自由貿易協定の交渉を再開し、投資保護協定および地理的表示に関する協定についての交渉を開始することに合意した。

EUにとってインドは重要な戦略的パートナーである。EUは、インドで3番目に大きな貿易相手であり、2番目に大きな輸出先である。また、EU はインドに対する最大の投資国の1つであるが、フォン・デア・ライエン委員長が指摘しているように、未開拓の可能性がまだ多く残っている。

EUのグローバルゲートウェイ戦略は、インドとその地域の安全で持続可能なインフラへの協力と投資の新しい機会を開くものである。

その規模、経済的パフォーマンス、エネルギー需要を考えると、インドと EU は、より持続可能で環境に優しい未来への移行の鍵となる。フォン・デア・ライエン委員長は、野心的な脱炭素目標を達成するための協力を強化し、太陽エネルギーに関するより強力な共同の取り組み、特にグリーン水素に関する協力をさらに進めるよう提案した。

[DW編集局]