[本文]

国・地域名:
米国
元記事の言語:
英語
公開機関:
国立科学財団(NSF)
元記事公開日:
2022/04/18
抄訳記事公開日:
2022/06/08

NSF、官民パートナーシップで次世代ネットワーク研究に投資

NSF announces investment in multi-sector partnership to accelerate research in next generation networking and computing systems

本文:

(2022年4月18日付、国立科学財団(NSF)による標記発表は以下のとおり)

米国立科学財団(NSF)は、インテリジェントで、レジリエントで、かつ信頼性の高い次世代(NextG)ネットワークの開発を目的とした、3,700万ドルを超える新規投資を発表した。RINGS(レジリエントでインテリジェントな次世代システム)と呼ばれる同投資は、次世代のネットワーキングやコンピューティング技術における米国の競争力を高め、次世代の技術やインフラのセキュリティとレジリエンスを確保するための研究の加速に焦点を当てた官民パートナーシップである。

この官民パートナーシップは、基礎研究の成果を米国経済の通信および情報技術分野を変革できる新技術へと迅速に移し替えるための研究活動に、独自の経験、洞察、およびリソースをもたらすものであり、RINGSプログラムは、官民パートナーが共同で研究プログラムを支援するという、NSFによるこれまでで最大の取り組みとなる。

民間分野のパートナーには、アップル、エリクソン、グーグル、IBM、インテル、マイクロソフト、ノキア、クアルコム、およびVMwareが含まれ、政府側パートナーには、米国国防総省(DOD)の研究・工学担当国防次官室および国立標準技術研究所(NIST)が含まれる。

2022年のRINGS助成金には、ノースイースタン大学の「スペクトル・アジャイル回路、学習基盤通信、および熱的ハードウェアの安全保障を介しての物のインターネットの復活力」をはじめとする37件の研究プログラムが採択され、4,350万ドルを超える総投資額には、パートナーシップのメンバーからの寄付と継続的支援が含まれている。

[DW編集局+JSTワシントン事務所]