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- 国・地域名:
- フランス
- 元記事の言語:
- フランス語
- 公開機関:
- 首相府
- 元記事公開日:
- 2022/06/03
- 抄訳記事公開日:
- 2022/06/10
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リセ2年次の共通カリキュラムに、数学を再導入
- 本文:
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フランス国民教育・青少年省は3日、今年秋に始まる2022年の学期から、リセ(日本の高校に相当)第2学年の共通カリキュラムに数学教育を再び導入すると発表した。
これまでのカリキュラムでは、数学を専攻として選んでいない生徒は、リセ第1学年を終えると、第2学年以降は数学の授業を受けることができなかったが、今年秋から、週に1時間半の割合で導入されることになる。これにより、数学専攻ではない生徒にも演習を強化して基礎的な概念をマスターさせるとともに、必要に応じて、リセ最終学年(第3学年=バカロレア試験受験の直前)の選択科目である「数学補習」にもついていけるようにする。
2022年の学期は過渡的な措置として、数学を専攻として選んでいない第2学年の生徒には、任意科目として提供する。 これまでは「科学教育」のコマが週に2時間割り当てられていたところを、今後は新たに「科学および数学の教育」が週に3時間半設置されることになるが、「科学教育」の必要単位数は修正しない。
[DW編集局]