（2022年4月11日付、ドイツ連邦教育研究省（BMBF）による標記報道発表の概要は以下のとおり）

ドイツ技術移転機構（DATI）の基本事項が本日公表される。DATIの設立により、連立協定の重点項目が実施される。目的は特に応用大学、中小の大学、およびそれらと関連する地域イノベーション・ネットワークを支援し、経済社会におけるあらゆる種類の技術イノベーションと社会的イノベーションを促進することである。
シュタルク・ヴァッツィンガーBMBF大臣は次のように述べている。
「DATIにゴーサインを出すことになった。規模の小さい大学や応用大学で生み出されている多くの優れたアイデアや研究成果を、経済や社会に移転させ、長期的に地域に定着させることを支援したいと考えている。BMBFは、DATIを、主に分散型で、必要に応じて助言し、ネットワーク化し、サポートし、推進できる簡素で機敏な組織にする。地域の強みを強化し、新しいプレーヤーに対処し、相乗効果を活用し、地域のイノベーション・ダイナミックスを促進したい」。
連邦経済・気候保護省（BMWK）の政務次官であるフランチスカ・ブラントナー氏は、次のように付け加えた。
「DATIは地域の技術移転とイノベーション・システムを強化し、企業が地域ネットワークで、研究とイノベーションを実施できるようにする。そうすることで、関連するイノベーションアクターと市民社会を集中的に巻き込んでいく。BMBFとBMWKは、政府の重要なイノベーション所掌官庁として、イノベーション国家であるドイツに貢献できるように、DATIのコンテンツを引き続き推進していきたいと考えている」。
トーマス・ザッテルベルガーBMBF政務次官は、次のように述べた。
「DATIは研究とイノベーション政策の中心となるプロジェクトであり、常に関心を持っている。そこでステークホルダーと、迅速に対話をし、コンセプトについて関係するステークホルダーと議論し、さらなる展開のための提案を検討している。ドイツは国内でのさらなるイノベーションを必要としており、そのため地域に焦点を当てた持続可能なイノベーション機関が必要である」。

[DW編集局]