[本文]

国・地域名:
フランス
元記事の言語:
フランス語
公開機関:
高等教育・研究省
元記事公開日:
2022/06/14
抄訳記事公開日:
2022/06/16

MESR大臣、審議会で初の演説

Discours : Conseil national de l’Enseignement supérieur et de la Recherche

本文:

フランス高等教育・研究省(MESR)のシルヴィー・ルタイヨ大臣は14日、省の国家高等教育研究審議会で就任後初めて演説し、自らの方針として「高等教育機関を社会参画と自己実現の場とする」ことと、「MESRを丁寧な政策議論と関係機関の運営の場にする」ことの「二つの大原則」を明らかにした。

MESRの公式サイトに掲載された演説文によると、ルタイヨ氏は高等教育機関について「門戸を誰にも平等に開くこと。そして学生を最大限ケアし、それにもとづいて世界で才能を開花させたい。学術の世界は、学生としての経験と高等教育スタッフとしての経験の両方があってこそのものだ」などと表明。

またMESRについては「政策的な優先事項にもとづく予算を議論しつつも、研究現場には関心を払わねばならない。複数年の機関助成と競争的な公募のバランスを確保したい」などと話した。

ルタイヨ氏は、旧パリ南大学やパリ=サクレー大学の学長などを歴任したのち、5月20日に発足したボルヌ内閣のMESR大臣に就任した。

<DW編集局からおことわり>
当編集局は、大臣就任直後の5月21日に公開した記事で、大臣の姓を原語の発音に近い「ルタイヨー」と表記していました。しかしその後の23日、在日フランス大使館がカタカナ表記を「ルタイヨ」として発表したため、今後はこの表記に合わせます。(フランス担当)

[DW編集局]